コーヒー専門店だけでなく家庭でもおいしいコーヒーを飲みたい! そのための情報。水選びを疎かにするのは何故?

コーヒー専門店だからと言って、水の専門家とは言えない。コーヒーに合う水を探すためには?

コーヒー専門店オーナーの方、真剣にコーヒー用の水選びをしませんか?

コーヒーを飲み始めてかれこれ40年。
最近気になって調べてみましたが、水とコーヒーの関係、コーヒーに最適な水を徹底解明していると思われるサイトが見当たらないのに気付きました。

コーヒー専門サイトの水選びの現状

  • 水を無視、あるいはコーヒーの味に影響する水に言及しない。
  • 日本の水は軟水だから気にするな。
     (水道水の質、味は全国で随分違うのに・・・・)
  • 水道水を充分に沸騰させて使えばよい。
     (水道水の質、味は全国で随分違うのに・・・・)
  • 自分のサイトで販売しているミネラルウォーターが最高。
     (果たして何種類のミネラルウォーターを調べたのでしょう?)
  • 鉄分の影響のみに言及している。
     (知識不足orコーヒーへの愛情不足)
  • 数種類の水で淹れ比べたが「水はコーヒーの味に影響しない」
     (運営者の味覚が・・・???)。
  • UCCの公式サイトでは「軟水」と「硬水」を好みによって使い分けようと示唆
  • 数種類の水で実際に淹れ比べて実験しているサイトもある。(生豆屋
    しかしながら、数種類の水で比較されたのみ。
ストレート豆だけでも数十種類。ブレンドにしたら無限にあるコーヒー。
それに焙煎・抽出法まで考えると、一口にコーヒーとは言えなくなるほどの違いがあります。


各種水の電位 それをたった一種類の水でコーヒーを語るのには無理があると思いませんか?

一うどん屋さんでありながら、麺を茹でる水と、つゆを作る水を分けているお店もあるのです。
コーヒーの水
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右の表は水のph酸化還元電位に関して紹介しています。硬水・軟水に関しての表記はありませんが、一般にアルカリ性に傾くほど硬度が高くなります。

この表で注意されたいのは、
  • 水には酸性からアルカリ性がある。pH4の酸性の水とpH6の酸性の水では当然コーヒーの味が異なる。
  • 酸化力を持っている水と還元力を持っている水がある。
  • 酸化還元電位は全国各地で大きく違いがある。
  • 市販のミネラルウォーターは弱酸性から弱アルカリ性の酸化水である。
  • ピンク色の楕円で囲んでいる領域の水を生成できる浄水器がある。


一般に浄水器と呼ばれるものにも多くの種類があるのをご存知でしょうか?

浄水器の種類とその違い

上記で紹介している浄水器以外にも販売されていますが、一般家庭、小規模店舗で使用される可能性のある浄水器が網羅されています。
水道に浄水器を設置することで水質を変えることが可能です。しかし、ほとんどの機種は一種類の水質の水しか生成できません。無限にあるコーヒーをたった一種類の水でコーヒーの味を最適に引き出すには無理と思われます。
「電解整水器」であれば10種類以上の水質の生成水(pH3.0~ph11)を簡単に作れます。

このような浄水器の存在そのものを知らず、一概に「浄水器の水」は良いとか、悪いとか言及されているサイト、専門店しかないように思われます。

例) 4種類の水が使えるとすると、以下のような使い方で究極のコーヒーが淹れられるようになるでしょう。
コーヒー種/水の種類 Aの水 Bの水 Cの水 Dの水
基本ブレンド      
アメリカンコーヒー      
ストレートコーヒー
酸味を大切にしたい      
苦味を大切にしたい      
バランスを重視      
エスプレッソ      
ネルドリップ、紙フィルター      
コーヒーメーカー      

上記のように「コーヒーに応じて使用する水を選ぶ」のが本当のコーヒーに対する愛情と思うのですが、如何でしょう?

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