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Akiyoshi's Diary

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2000年12月の日記・読後感想

読書感と日々の想いを綴っています。

12.1999
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DECEMBER.2000   先月まで249冊読了

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「時のダイエット 鈴木式の極意」鈴木その子著、NON BOOK発行、ISBN4-10348-4、読了。
白顔で有名になった鈴木その子女史の勧めるダイエット法の紹介本。
「イオン水はやめる」とのコメントあり。女史の公式サイトを探したが、見つからず。
その主旨を訪ねたいのだが・・・・・。
潟gキノ 港区高輪4-10-18 ウイング高輪3F TEL03-3444-8101
12.03.2000




まさか、まさか!
先日紹介したばかりの鈴木その子さんが亡くなるなんて・・・・・。しかも、肺炎とは。

いろいろコメントしたいが、本の紹介が溜まってしまっているで、後日ということに。
ただ一言、「過ぎたるは・・・・」。享年68歳。ご冥福を!! 合掌。

「司法卿 江藤新平」佐木隆三著、文芸春秋発行、ISBN4-16-315470-1、読了。
明治七年に起きた「佐賀の乱」の首謀者として梟首にあった、江藤新平を通して創世記の司法界の混乱と、実情が書かれている一冊。


「人類の進化 試練と淘汰の道のり」 埴原和郎著、講談社発行、 ISBN4-06-210458-x、読了。
ちょうどこの書を読み終えたときに「西アフリカで650万年前の原人の遺骨発見」が新聞の一面を飾った。
わずかに残された遺骨から多くの事実を解明してくれる考古学。
 1.二本の足で歩き出して後、脳の容積が大きくなった。
 2.それは手を使うようになったからだとのこと。
 3.手がうまく使えるように「拇指対向性」(親指と他の指で輪が作れる)の能力が備わった。
 4.現代人の祖先は西アフリカから出発したらしい。
 5.西洋人の鼻が高い顔も、東洋人(アイヌ等)の顔つきも、寒さに対応するための変化の結果。
などなど、おもしろく読ませてもらった。


「わたしがナースを辞めたわけ」 田中ひろみ著、アスペクト発行、 ISBN4-7572-0469-8、読了。チョット、期待外れの一冊であった。たった一年程度で止めてしまった『看護婦見習の過去のグチ』的一冊。
この書で述べられているように現在でもイヤな先輩・上司がいることだろう。しかし、看護婦はなんといっても人の命を預かるお仕事。ささいな、トンマなミスが患者を苦しめてしまう。そんなことより「苛められた」、「仕返しをしたい」の思いからか、はたまた編集者からの強制か、ほとんどが10数年前の勤務上でのグチのオンパレード。
わずかに最後に、著者自身が肺炎で入院して、『忙しさに追いたてられて、心に余裕がなかったのかもしれない。今さらだけど、もっと患者さんの立場に立って優しく接してあげればよかった。すごく悪いことをしたなぁーと反省したのである。』軽すぎる反省だ。
著者のHPをご覧になりたい方は
コチラ


「悪臭学」鈴木隆著、イースト・プレス発行、 ISBN4-98257-187-8、読了。
パフォーマー(調香氏)である著者がさまざまな悪臭について検証する。おなら、足、口、
ゲップ、腋臭、膣、糞尿、死体などなど。
香りに興味ある方にとっては必読。



「知らないと大変! 善玉カルシウム 悪玉カルシウム」川村昇山著、谷内敏雄監修、コスモトゥーワン発行、 ISBN4-906361-55-2
カルシウムの働きに関しては「ミネラルのページ」を参照下さい。

著者が言うには
 1.イオン化カルシウムは生命活動を低下させる。
 2.北海道で採取できる『風化カルシウム』が万病を治癒する。



「奇跡の食品ジーン・カーパー著、丸元淑生訳、 ISBN4-89456-145-x、読了。
訳者である丸元淑生氏は私が尊敬する著者の一人。『食べるクスリ』、『食事で治す本』などの著作あり。オススメの作家(料理研究家)です。

当書は以下を参照されたし。
サプリメント 効   用 備   考
いちょうの葉エキス 脳の健康を守ってくれる 記憶障害。アルツハイマーの予防及び進行防止。
*アルツハイマーの家族をお持ちの方へ ⇒ 進行を防止する効果的方法、それは『全てに肯定してあげる』(by Dron)
亜麻仁油
オメガ3脂肪酸
ハイパーアクティブから心臓まで クローン病に対してEPA・DHAカプセルが絶大な効果を発揮することをワシントン大学メディカル・センターのウイリアム・ステンソン医博は実証した。
  問合わせ⇒葛{食 宇都宮市 028-662-7272
グルコサミン 変形関節症の
驚異のクスリ
関節炎の特効薬。コンドロイチンと同時に摂取すると良い。イブプロフェインより優れている。軟骨の再製を確実に促す。変形性関節症、慢性関節ルマチ、強直性脊椎炎、椎間板の異常状態、軟骨硬化、腱炎、滑液包炎、関節の外傷に対する手術後の修復、関節の外傷、腱滑膜炎などに効果あり。デビルスクローも良い(by Dron)
かのこ草(Valerian) 神様の睡眠薬 漢方で鎮静・鎮痙薬の吉草根(キッソウコン)はかのこ草の根と地下茎を乾燥して作る。習慣性はない。睡眠薬のトリアゾラム(ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤)と同等の効果あり。
カバ・カバ 現代人のストレスに Kava Kava コショー科の植物。別名、アバ、アバ・ペッパー、酔わせるペッパー。ストレスと不安に。深い休まる睡眠。鎮痛剤としても利用可能。
ペパーミントオイル 頭痛(緊張頭痛) 緊張性頭痛に。頭痛にはこのオイルを額に15分ごとにつけるだけで十分。乳幼児は不可。
セロリとチェリー 通風 セロリの種 → 商品名『Celere X』(オーストアリア製)〈60錠で約10ドル〉
濃縮チェリージュース → 鰍`MI8(アメリカンフーズマーケティング協会) 東京 03-3663-6608
夏白菊feverfew 偏頭痛に最高 主要成分はパセノライド(Parthenolide
弟切草(写真)
st. john's Wort
抑うつの薬のbP ドイツではプローザックPrzac)よりポピュラー。マプロチリンと同等以上。
エキネシア Echinacea 感染と戦ってくれる 反魂草(ハンゴンソウ)と呼ばれるキク科の植物。ネイティブ・アメリカンが古来より使用のハーブ。免疫機能を高める。抗生物質の代わりに。
花  粉 花粉症から救ってくれる 蜂の巣と同時に摂取するとなお可。
問合わせ⇒(有)もやし研究会 東京 03-3841-3064
おおあざみ
Milk Thistle
肝臓の健康 キク科の植物。日本名は山薊(ヤマアザミ)。GOT、GPTを15%低下させる。
のこぎりやし 前立腺の“最高の療法” 1日に320ミリグラムを摂取。1〜3ヶ月後に効果が出る筈。勃起不全にも効果あり。
補酵素Q−10
(ユビデカレノン、ユビキノン)
心臓の細胞に活力を 乳がんが肝臓に転移していた患者が1日に390ミリグラム摂取することで克服。強力な抗酸化物質である。
ぶどうの種の
OPC、ピクノジェノール
血管の修理人 静脈瘤、拡張蛇行静脈、視力低下、むくみ、浮腫、アレルギー、高血圧、あざができやすい、脳出血・糖尿病の予防などに効果あり。
問合わせ⇒潟gレードピア 埼玉 048-763-2665
グレープフルーツの植物繊維 コレステロールに コレステロールを低下させる。動脈硬化、心筋梗塞の予防に。臨床研究で使用されているプロファイブを1日に3分の1カップ(15g)を食事時に摂取。5〜10gでも十分。摂り過ぎはダメ。
12.13.2000


「医者が尊敬されなくなった理由」永井明著、飛鳥新社発行、 ISBN4-87031-061-9、読了。
  1. 医療関係者が語る「名医の条件」
  2. 以外と少ない医者の収入
  3. 病気を治しているのはお医者さんではない
  4. 現代医療の難問−脳死、臓器移植、ガン告知、ボケ老人
    など。
ボケ老人を抱える家族が楽になる方法 − 全てを肯定してあげる。そうすると、悪化が防止できる。(ボケ老人は今言ったことをスグに忘れてしまう。だから、何を頼まれても『分かりました。チョット待ってください。』と答えておけば良い。
全てを肯定してあげることが親孝行。
12.14.2000


「大博打」黒川博幸著、日本経済新聞社発行、ISDN4-532-17020-6、読了。
起死回生をもくろむ主人公が新興企業のオーナーを誘拐し、身代金奪取を目論む。船を爆破しての計画がもろくも破綻し、・・・・・・・・・・・・。
裁判記録、各人証言を詳細に網羅。
12.20.2000


「脳の時計」 「脳の時計」ロバート・ポラック著、中村桂子・中村友子訳、早川書房発行、ISBN4-15-208311-5、読了。
現在の私には表現方法(文章)が難解だった。
一部を転載する。 1930年代、がんの診断と治療は、地域の医師や病院の手に委ねられていた。がんに関わる国家的慈善事業、アメリカがん制圧協会が、全国にいくつか小さな「がん病院」を建てるお金を集めるのにボランティアを使いはじめたとき、最初の戦争が始まった。大恐慌のどん底、後に第二次世界大戦にまで発展する戦争のためにヨーロッパとアジアで軍隊が作られているなかで、その慈善事業は上流社会から軍隊の手に移され、協会の会長は女性クラブ共同連合に、女性野戦部隊(WFA)を作るよう支援を求めた。200万人のおもに中流階級の女性兵や、エリナー・ルーズベルト司令官から何千という尉官にいたるまでの士官たちで構成されたこの女性組織は、銃でもメスでもなく、知識をもってがんと戦うために作られた。この病気が、たとえ最高の病院においてでもほとんど必ず死に至るものであるということを学び、早期発見すれば、わずかながら治療や回復の可能性ああることを知ったWFAは、自己診断と早期発見ががんに対する最高の(唯一でないとしても)武器であることを強調するポスターやラジオでの告知、新聞広告などを通して、がんと戦った.がんとの最初の戦いは第二次世界大戦が終わると共に一段落し、WFAのリーダーたちにさんざんせつかれた連邦議会は、がんの基礎研究と治療法開発のための最初の国立施設を作った。国立がん研究所である。議会が、戦争中は科学研究開発局だった機関からの資金で助成したこの新しい研究所は、すぐにがん研究のために何百万ドルを受け取ることになった。メアリー・ラスカー(煙草を含むさまざまなものを巧みに宣伝して財をなした家柄)がWFAを解散し、アメリカがん制圧協会を廃して、基金を集める米国がん協会を設立した後は特に、私立の財団が増えた。がんに対する2版目の戦争は、核である。放射線はただの恐ろしい破壊兵器としてだけでなく、がん患者からがんの足跡を完全に取り除くことのできる新しい清潔なナイフとなった。雑誌《ライフ》はこの新しい治療法を説明するのに、キノコ雲の下のがん細胞を見せた。《アメリカ医学協会ジャーナル》の1947年版の冒頭には、「医学に適用された原子力科学は、すでに広島と長崎の原爆で失われたよりも多くの生命を救っている」とあった。
 この第二次がん戦争は、第一次戦争と同じくらい長く、朝鮮戦争と初期冷戦、核兵器拡散の時期を経て1960年代初頭まで続いた。そこで、放射線による副作用が明らかになったのである。多くの患者における放射線耐性の腫瘍細胞の出現は、この戦争がほかの宣伝戦争同様、完勝では終わらなかったことを意味している。そしてその回答が、いわば当時の政策に職適合した、新たなる宣戦布告だった。異物の進入に対する戦争である。この第三次戦争は、だいたい冷戦の超大国たちが最初の核実験禁止協定にサインした時期、超大国同士の戦争が、ベトナムなど小さな発展途上国内領土の代理戦争に移行しつつあった時期に始まった。1962年、ロックフェラー大学のペイント・ルースが、《ライフ》誌の「がんはうつるかもしれないという新たな証拠」と題した関東特集記事で紹介されている。
 ランダムに起こるというがんのもっとも恐ろしい特徴も、腫瘍のできやすい家族があるという顕著な傾向も、感染モデルに簡単には合わなかったが、この比喩は時代に合った。これはメアリー・ラスカーtご米国がん協会に率いられた、アメリカ中に21の大規模ながんセンターを作るというキャンペーンの最重要項目になったのである。これらのがんセンターは、当時多くのヒトのがんの原因とされていたウイルスを発見し、根絶(探し、殺す)するための膨大な出費を要する国家プロジェクト、がんウイルス特別プログラムという第三次戦争の強力な大砲の援助を受けていた。そしてこの戦いに勝つために、国立がん研究所の予算は、10年間で1億4000万ドルから10億ドルに増えたのである。
 1975年、がんウイルスに対する戦いは、ベトコンとの戦いと似たような様相を呈していた。どちらの戦いも、アメリカ政府の力では勝ち目がなく、議会はもう支援の意思を失っていたのである。1980年、がんウイルス特別プロジェクトは、一部解散した。残党は、優先順位の高い研究というよりはサポート・プログラムとして存続し、HIVが人々を死を追いやりはじめたとき別の形で生き返った。AIDS危機にあたり、政府はこのプログラム用の施設やお題目を利用したのである。第三次戦争からはヒトのがんの治療法は得られなかったが、HIVの作用に関する多くの事実や、AIDSの進行を遅らせる薬は、この時の武器や兵士を再利用することで得られたのである。1990年代、国立衛生研究所の予算の約10分の1、年間約10億ドルがAIDS研究にあてられた。
 冷戦の終わりと同時に宣戦布告されたがんとの第四次戦争は、変異遺伝子の発見に重点を置いた。これらの遺伝子は、本来なら子孫を残すことなく死んでいくはずの分化した細胞を増殖させるものだ。変異を起こす遺伝子は、二つのクラスに分けられる。DNAに大きなダメージを受けた細胞を死に導く遺伝子と、通常の終末分化によって細胞を死に導く遺伝子である。第一のクラスの一つp53遺伝子は、DNAに損傷を受けた細胞をアポトーシスと呼ばれるプロセスによって萎びさせ、自殺させるたんぱく質を作る。p53は、組織によらずヒトの腫瘍の大部分で、欠けているかもしくは働いていない。p53による厳しい品質管理がなければ、細胞クローンは染色体に変異があっても増殖してしまうし、またかなりの速度で新しい変異(化学療法耐性のものを含む)を蓄積してしまう。煙草はDNAに損傷を与えるたくさんの化学物質を含んでいる。特にベンゾアルファピリンは、p53遺伝子に存在するある塩基配列と結びつきやすい。その結果、喫煙者の肺には、p53遺伝子の変異によって生じた腫瘍ができるのだ。
12.23.2000


「『赤ちゃん』があぶない - 母体と胎児と生命の〈汚染〉を追う」郡司和夫著、情報センター出版局発行、ISBN4-7958-1431-7、読了。
  1. 未出生率の推移と環境時事の動きの相関図
  2. 先天異常の発症率推移表
  3. 人工中絶件数は低下傾向だが“ヤミ中絶”が増加している模様。(産院の税金対策に・・・)
  4. 合成洗剤に使用されているLAS(リニアアルキルベンゼンスルホン酸塩)、AS(高級アルコールの硫酸エステル塩)の水溶液は受精卵の発生を阻害した。
  5. 妊婦がかかるペット病「トキソプラズマ症」、「オウム病」
  6. 飲み水の中の危険成分 - 史上最強の変異原性 - MX
  7. 9年間使われ続けた、“発ガン物質ーAF2
  8. 食品添加物許可数と無脳症発生の相関図
  9. イギリスの「ハイパーアクティブの子どもを守る会」は各種の食品添加物を摂取しないよう厳命している。
  10. 都民生活協同組合の調査によると「1日の食品添加物摂取量は11gを超える」。
12.24.2000


「死刑囚 永山則夫」佐木隆三著、講談社発行、ISBN4-06-207121-5、読了。
1968年10月11日に始まる連続殺人「指定108号」の犯人永山則夫の裁判記録を中心に展開。永山則夫とはいったいどんな人間だったのか?
ヒットセラーとなった『無知の涙』や『木橋』を上梓した人物でありながら、非道な殺人者。氏は無知なるが故に、貧困なるが故に犯したと、語っているようだが・・・・・・・・・・・・・。

昨今のさまざまな少年犯罪を垣間見ても自己中心、己さえよければ良し、とする生き方が問題ではないのだろうか?

以前地下鉄の構内で大学生と思しき男性が彼女に向って「人に迷惑さえ掛けなければ何をやってもいいと親から言われている」と語っていたのを聞いた。
「他人に迷惑を掛けない」生き方なんで出きるはずがないと私は思う。何故なら、本人の迷惑の尺度と対象となるものの迷惑の尺度は全く違うからである。卑近な比喩で言うならば、あなたが女性で、通勤電車の中でショルダーバックを抱えているとする。あなたはそのバックを身体のどの位置に置くだろう? 大抵の人は横、腰骨の処に位置するのではないだろうか。そうするとどんな問題が生じるか。通勤電車だからとなりに立っている人と身体が接する状態になる。バックが間に挟まっているおかげで隣の人との接触面が少なくなり、あなたにとってはGOOD。しかし、バックが身体に接している隣の人はどうなんだろうか?
もちろんバックの大きさ、形状によっても違ってはくるが、バックの底の角で押されるようになってしまわないだろうか?
本人は他に迷惑を掛けているとは思っていないだろうが「角で押される」隣の人にとっては迷惑極まりないヤツ!

人が生きるということは他に迷惑を掛け続けるということであると、私は思う。
だから少しでも他人の役に立つような生き方を、生き様を心がける必要があると私は思っています。
12.26.2000







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