伊藤芳宏著、読了。一般にはコントロールできない自律神経を、著者が開発した「CBAシステム」を利用し、治療に役立てようとの試み。日本人に梅干を見せると自然と唾液がでてくる。しかし、梅干を知らない外国人ではこのような現象は起きない。すなわち、自律神経は条件反射でコントロールできるはずと著者はいう。昭和57年出版だからその後どんな進化をとげたものやら・・・
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04.19.2000
「輓馬」(ばんば)鳴海章著、読了。よかったなあ〜。事業に失敗した男が、兄のいる激寒の故郷に無一文で訪れる。兄は「バンエイ競馬」の厩舎を経営している。馬との触れ合いの中で主人公は自分自身を取り戻していく・・・・・。
もうずいぶん、馬にのってないなぁ〜。
「新しい脳内薬品(SSRI)とのつきあい〈16人の心のカルテ〉」酒井和夫著、読了。4月14日に読んだ「脳内薬品」の続版。日本でも認可(1999年5月25日)された「フルボキサミン」を中心に「パロキセチン」、「プロザック」などのSSRIの具体的な治療例が紹介されている。著者は内科でも投薬すれば多くの人を救えると訴えている。「心的障害」を抱えている人達は臆せず氏に相談されるとよいだろう。