ガン統計

ガンに関する統計

(国立ガンセンターのホームページより転載させていただきました) わが国のガン死亡者は年々増加の一途をたどっています。平均寿命が延びたこと、ガン予防実践者が増加しない、ガン以外の疾病改善率が高くなったことが原因と考えられます。近年増加傾向にある肺ガンは発症部位が以前とは違ってきている。低タール・低ニコチンのタバコによる影響が大きいと考えられている。

資料:津熊秀明、他:がん罹患の将来の動向。癌の臨床、第38巻第1号、1992

西暦2015年には、1年間に、74万人ががんにかかる。 大阪府がん登録の1966-86年の成績を用い、藤本、黒石らは、今後のわが国の毎年のがん罹患数を推計した。
その成績によれば、人口10万人あたりの罹患率(患者発生率、上皮内がんを含む)は、西暦2015年には男678.4、女410.5となり、新患者数は男45万3000人、女28万3000人余となる。


資料:厚生省統計情報部 「人口動態統計」

このグラフは、表「死亡数・死亡率、主要死因・年次別(明治43年~平成8年)」のデータをもとに、グラフ化したものです。

死因別にみると、明治から昭和初期(1930-40ぐらい)まで多かった肺炎、気管支炎、結核、胃腸炎などの感染性疾患は、戦後急速に減少し、かわっていわゆる生活習慣病(がん、心臓病、脳血管疾患など)による死亡が上位を占めるようになった。

がんは昭和56年(1981)から死因の第1位を占め、平成8年には死亡数271,094人、人口10万対死亡率217.4、総死亡の30.2%となっている。
矢印
*以下は、最新のデータ(2017)


資料:厚生省統計情報部 「人口動態統計」

このグラフは、資料「悪性新生物年齢調整死亡率・主要部位別・年次別(昭和25年~平成7年)」のデータをもとに、グラフ化したものです。



資料:国立がんセンター研究所がん情報研究部(注)地図の囲みは、沖縄県。

がん死亡やがん罹患の地域差はそこの住民の生活習慣や環境の地域特性の差によって生まれる。従来、全部位のがん死亡は胃がんの頻度を反映していたが、胃がん死亡の低下とともに、肺がん、結腸がん、肝臓がんなどの増加があり、多様な分布を示すようになった。
全がんでは男女とも大阪、九州北部が高く、それに加えて男子では青森が、女子では東京ががん死の高い地域になった。 * サイトマップ

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