水こそ生命の根源。この水に関する格言・箴言をまとめてみました。
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水があればこそ・・・・・

水に関する格言・箴言・故事

 
単 語 故事・成語 句   歌
若水(わかみず)
びっくり水
きちがい水
玉水・神水
宝水
・呼び水
・逃げ水
・打ち水
水五訓
水清ければ魚棲まず
水清ければ月宿る
水滴りて石穿つ
水の低きに就くごとし
水は方円の器に随う
水広ければ魚大なり
水を向ける
水は湿りにつき火は乾につく
水火の争い
水火を辞せず
水鏡私無し
水魚の交わり
君子の交わりは淡として水の如し
水は生命の根源である
上善は水の如し
・畳の上の水練
・上手の手から水が漏れる
・覆水盆に返らず
・流水源に返らず
・井戸を掘るなら水の出るまで
・古川に水絶えず
・行雲行水
・三界は水の泡
・水の流れと人の末
・水魚の交わり
・魚心あれば水心
・酔い醒めの水下戸知らず
万物の根元(もと)は水ぞと喝破せし哲人ありき三千年の昔に
一切の味は、水を籍(か)らざれば、其の味を発する能(あた)わず
水餅のいびつに見ゆる深さかな
水餅に手を浸さむとためらへり


若水(わかみず)


元旦の朝、一番に汲み取った水を神棚に供えて礼拝し、一年間の水への感謝と一家の幸せを祈り、邪気を払った。昔は宮中で立春の早朝に水を汲み取り天皇に奉じた水で、後世は一般に伝わった。昔は正月を迎えると歳をとることから、年が変わっても老化しないで“若返る水”という願いが込められた人間の知恵。

若水や人の声する垣の闇 (室生犀星)


びっくり水


豆を煮るとき、麺を茹でるときなどに煮立った途中で差す水のこと。茹で上がりを良くするために行う。


きちがい水


お酒のこと。




水五訓


常に自己の進路を求めて止まざるは水なり


障害に逢いて激しくその勢いを百倍しうるは水なり


自ら活動して他を動かし得るは水なり


自ら潔して他の汚れを洗い、清濁併せて容るる量あるは水なり


洋々として大海を充たし、発しては霧と化し、凝っては玲瓏たる鏡となり、而も性を失わざるは水なり




水清ければ魚棲まず


あまり水が澄んで透き通っていたのでは魚も隠れる所がないのですまない。人もあまり清廉すぎると、人に親しまれず孤立してしまうこと(孔子家語入管篇)。




水清ければ月宿る


心の正しい人には、神仏の加護があらたかであることのたとえ(神霊矢口渡)




水滴りて石穿つ


雨垂れ石を穿つ(鶴林玉露)。




水の低きに就くごとし


自然の勢いは、止めようとしても止められないこと(孟子)。




水は方円の器に随う


人は交友・環境の善悪によって良くも悪くもなる




水広ければ魚大なり


君主の度量が大きければ賢臣もそれに集まること(淮南子)。




水を向ける


巫女が神寄せをするときに、たむけの水をかけることに基づく。




水は湿りにつき火は乾につく


因縁のある方に動くたとえ。




水火の争い


正反対の立場で仲が悪いこと(顕昭陳状)。




水火を辞せず


水におぼれ火に焼かれるほどの苦痛をも物ともせず動く。




水鏡私無し


水と鏡は物の姿をそのまま写して公平であることのたとえ(三国蜀志)。




水魚の交わり


君臣の間柄の親密なこと(三国蜀志)。




君子の交わりは淡として水の如し






玉水・神水


唾液の別名。




宝水


寝る前に飲む水のこと。
*中高齢者はぜひ実行しましょう。




水は生命の根源である


ターレス(古代ギリシャの哲人)






上善は水の如し


最高においしい酒は水のようだ




万物の根元(もと)は水ぞと喝破せし哲人ありき三千年の昔に


三笠宮崇仁(たかひと)親王の歌会始めの献詠歌




一切の味は、水を籍(か)らざれば、其の味を発する能(あた)わず


幸田露伴の「水の味」の一節