温泉の成分だけでなく、酸化度、還元度(ORP、酸化還元電位)で差別化される時代が来るかも?
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温泉は湯元と湯船ではORP(酸化還元電位)値が大きく違うようです.
(ミネラルウォーターがボトリングした時と私たちが手にするときが違うように)




私たち日本人は世界一お風呂が好きな民族、温泉が好きな民族と言われています.
国内の源泉総数2万6,796、温泉場の数3,023(2003年3月現在)も存在するそうです.火山国が故に数多くの天災に見舞われますが、その分種々の『温泉』が楽しめます.温泉には別府の地獄温泉のようなものもありますが、その多くは『癒し』、『湯治』目的で利用されてきています.

温泉の効用は『環境』と『泉質』に分けられます.ここでは環境には触れずに『泉質』に関してのみ記述します.
これまで泉質に関しては温泉に含まれる成分のみが注目されたり、宣伝されたりしてきています.「○○温泉は○○が多く含まれているから○○に効果がある」などと言った話を何度も聞かされているのが私たち日本人です.

ところが、『鮮度』をうたい文句にしている温泉はほとんど存在しません.例えば「伊香保温泉」などは鉄分のために「赤茶けた」色をしています.有馬温泉の「金泉」もその代表と言えるかもしれません.しかし、この鉄分を多く含む温泉が地上に湧出してきたときの色をご存知の方はどの位いらっしゃるでしょうか?
その多くの方は「考えたこともない」のではないでしょうか?

鉄分が多く、湯船のお湯が赤茶ける温泉も湧出してきたときは『無色か白濁色』なのです.その後、空気中の酸素の影響を受け、鉄分が酸化し、赤色化するのです.ですから、赤色化する前の温泉に入れば、身体は「還元」され、赤色化し、充分に酸化した温泉に入れば身体は「酸化」されることになるのです.
このことに気付いている「一般客」はほとんどいません.そのため、「赤茶けているから、鉄分が多く、貧血に効果あり」などと言われ、納得してしまうのです.

温泉も果実や野菜と同じように鮮度が大切です.採りたて、もぎたての野菜が還元傾向なのに、スーパーで販売されている野菜のほとんどが酸化傾向を示すのは承知の通りです.(参考資料)
湧出したての温泉のほとんどは「還元傾向」(ORPでマイナスを表示)を示します.(草津温泉の湯元は-83mv)

ところが、「引き湯」、「ため湯」、「廻し湯」となると「酸化傾向」(ORPでプラスを表示)を示すようになります.
「還元傾向」(ORPでマイナスを表示)のお湯に浸かれば身体は還元されます(参考資料)が、「酸化傾向」(ORPでプラスを表示)のお湯だと身体が酸化されることになります.成分は同じなのに身体に与える影響には大きな違いがあることになります.

還元傾向温泉の見分け方、コツ;
  1. 自噴、揚泉・揚湯(ポンプアップ)地が近い.
  2. 加熱や加水、貯湯せずにそのまま湯船に入れ、掛け流している.
  3. 湧出口に一番近い浴槽.
  4. 塩素殺菌していない.
  5. 浴室に温泉成分を掲示している.


参考サイト
温泉療養アドバイスセンター
温泉物語
株式会社 日本温泉総合研究所


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