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腎臓病  医学博士 桑田敬二郎



昭和33年よりアルカリイオン水使用により各種腎臓病、慢性腎炎および急逝腎炎に卓効を現すことをしばしば経験しています。ことに難症不治の慢性腎炎に対しては薬物およばない効果があり、効果のもとは、血液中の酸性毒素を取り除くことで、多くは一ヶ月の飲用によって著効をあらわします。

一日の飲用量は最初2日間は一日に1合まで、次の2日間は二合まで、それを適当に数回に分服します。必ず利尿があり、飲んだ以上の量の排尿があります。その際食塩はできるだけ避ける必要があります。尿量は常にすべての(イオン水を含む)飲用量と比較して検討してください。普通の水と異なるところは飲んだ以上の量の尿が出ることですから一般に腎臓炎といえば水を制限しますけれども、アルカリイオン水の場合は一日1合〜2合なら差し支えありません。、それはアルカリイオン水の原液をそのまま服用します。腎炎の場合には普通の水で薄めない方が有効です。

もともとカルシウムイオンには強心利尿作用があるのですが、普通のカルシウムは、カルシウムの他に塩素なり、炭酸なりがついており、塩素イオンなどはマイナスイオンなので、カルシウムのプラスイオンの働きを妨げますので、アルカリイオン水のような効果を現わすことができないのです。

尿もタンパクも一ヶ月では無理ですが、半年〜1年〜2年と服用し続けますと、全くなくならないまでも著しく減少します。タンパクは極端に制限することは余りよくありませんから、イオン水でタンパク質から出る毒素を取り除く作用に期待して、今までよりゆるめた方がよいでしょう。

外国の文献で腎臓を摘出した人で人工腎臓を装着し調べた結果は、すべて血中のマイナスイオンが減少し、プラスイオン、ことにカルシウムイオンが増加してよくなっています。いちいち、年齢とか効果発現の期間についてのデータは今整理したものを持っていないのですが、私の経験からアルカリイオン水の飲用が各種の腎臓炎に著効があるということは十分いえると思います。

そればかりでなく、薬物の治療でなおらないものには、このアルカリイオン水の飲用以外によい方法はないと思います。





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