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*「還元水製造ボトル(還元水素水)」なるものが新しく還元水・水素豊富水にラインアップされています。
これまでの還元水・水素豊富水は
- 電気分解方式(医療用具承認)
- 金属触媒方式(スティックタイプ等)
- 中性通電方式
- 天然水素水
などでしたが、今回発売された「還元水製造ボトル 聖寿」は『静電気方式』と言われる方法で12〜40時間程度でORP-200mv〜-400mvも還元水素水が製造できるというもの。
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内部構造は比較的簡単で、スラリー(液体電池)で囲まれた空間の中に飲料水を入れるようになっています。
このスラリーから発生した「水素」が容器内に入れた水に溶け込み、ORP酸化還元電位を下げる仕組みになっているようです。
説明書に明記されていませんが、入れられる水の量は500ml程度。
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さっそく検証作業開始です。
手に取った感じは「水筒」。色とデザインが・・・・・。
キャップを開け、中を覗くとやっぱりただの水筒のように見えますね〜
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内部はステンレス様の金属製で、水との接触面を増すためにたくさんの溝が掘られているのが見えます。
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蓋のフチには水素を排出させるための小さな穴が空けてあります。
この穴がないと発生した水素が内部気圧を上げ、容器が破損したりするのでしょうね。
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電位の変化を時間経過で表した表。
この『還元水製造器 聖寿』は電解方式とは違い、pHはほとんど変化しない。
スタート時の+350mvは簡易浄水器の水。
12時間経過すると確実にマイナスを呈するようになるようだ。
48時間を経過すると-400mv以上を計測することができた。
72時間経過で-495mvまで濃度が増した。
(計測はPinpoint Orp MonitorTM)
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「還元水製造ボトル」は確実に還元能力があることが証明された。
しかしながら、現時点では水素が発生する機序が不明であるため、製造器としての能力等に限ってコメントしたい。
還元水製造ボトルの特徴;
- 電力を必要としない。
- pHを上げずに-400mvの還元水素水を生成できる。
- 持ち運びが可能。
還元水製造ボトルの開発動機?;
開発者ではないため正確なところは不明だが、近年「水素水」「還元水」が各社から発売され、還元水の抗酸化力に注目された研究者による開発と想像される。
還元水製造ボトルの機能性;
取っ手付きボトルの形状から「行楽」や「ドライブ」時に利用することが可能なような気にさせてくれるが、マイナスの電位を示すまでに生成時間が12時間以上となると利便性が悪い。というより持って行こうとは思わない。
還元水製造ボトルの生成能力;
容量が500ml程度で生成時間が12時間〜。
私には能力が低すぎると感じるのだが・・・・。
還元水製造ボトルの保守;
金属触媒タイプの還元水生成スティックは10回に一度程度の酢などの酸性液で酸化した触媒を還元しないと使用できなくなる。
しかし、今回の「還元水素水製造ボトル」にはその注意書きがない。
ということは日頃のメンテナンスは単に内部の洗浄だけでOKなのだろうか?
還元化させるポイントは「液体電池」のようだがこの「液体電池」の寿命はどうなっているのだろう?
還元水製造ボトルのコストパフォーマンス;
定価 35,000円。一度に生成できる容量:約500ml。寿命:不明。
「液体電池」が10年間使用できるとしても一日にコップ3杯程度の還元水しか生成できないのだから家庭用として使用は???
還元水製造ボトルの将来性;
現行機器は正直実用的ではない。 しかしながら、今後の研究により大幅な機能アップが果たされる可能性は十分にある。
現在販売されている「金属触媒方式の還元水生成スティック」は数十秒間で1Lの-200mvの還元水を生成できる。 欠点は手入れ(洗浄)を怠ると機能が低下することです。
この「還元水製造ボトル」がメンテナンス不要で、10年間程度使用可能で、生成時間が「分単位」に能力アップしたら・・・!!!
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還元水・水素水製造器比較表 |
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電力 |
pH |
生成時間 |
生成能力 |
生成方法 |
浄水能力 |
機動性 |
価格帯 |
ジャンル |
還元水水素水 製造ボトル |
× |
不変 |
24〜48時間 |
500ml |
液体電池 |
× |
○ |
35,000〜 |
雑貨 |
スティック型 |
× |
アルカリ性 |
1分〜 |
2L |
金属触媒 |
△ |
◎ |
3,000〜 |
雑貨 |
中性還元水 製造器 |
100V |
不変 |
15〜30分 |
1L〜3L |
電気分解 |
× |
× |
20万〜 |
雑貨 |
電解還元水 生成器 |
100v |
アルカリ性 |
3秒〜 |
3L/分〜 |
電気分解 |
◎ |
× |
10万〜 |
医療用具 |
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還元電位保持力;
電解還元水素水と還元水素水製造ボトルで生成した還元水素水を48時間、ガラス容器に密封し、還元電位の変化を比較しました。
電解還元水素水 : -495mv → -230mv
還元水素水 : -495mv → +34mv
*上記のことから考察できるのは「電解還元水」の方が溶存水素量が多い可能性が考えられる。 しかしながら、電解還元水で-495mvの還元水素水を生成すると、pHは11程度となり、飲用不適と言われる。 (私は平気で20年間ほど常飲しているが・・・・)
*この還元水素水製造ボトルで生成される還元水素水は転写能力があるようだ・・・・・・・・『還元連鎖水』に関して
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