21世紀初頭またまた重大発表!!(白畑教授のグループ)「還元水、がんの抑制」

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九州大大学院農学研究院の白畑実隆教授(遺伝子資源工学)のグループは三日までに、ヒトやラットの細胞を使った実験で、アルカリイオン水と呼ばれる「還元水」に、がんの抑制や糖尿病を改善する一定の効果があることを確認した。一般的に還元水は身体に良いとされているが、細胞で実証したのは初めて。

 還元水は電気分解などで生成し、水素を豊富に含んでいる。研究グループは、体内の「活性酸素」が、様々な病気の発症に影響を与えるとされることに注目。活性酸素と還元水の水素を結合させ、活性酸素をなくして細胞の状態が改善するかどうかを調べた。

 がんについては、ヒトの肺がん、子宮がん細胞を、還元水を使って培養。その結果、細胞内の活性酸素が減少し、細胞の増殖が遅くなったがん細胞は染色体末端の「テロメア」が短縮しないため、無限の寿命を持つとされるが、純粋な水と、還元水で一年間、培養すると、純粋な水では、テロメアの長さは変化しなかったのに、還元水では短くなった

 糖尿病では、ラットの筋内細胞を還元水で培養し、細胞内の活性酸素の減少を確認。純粋な水よりも、糖を取り込む速度が20-50%前後上がることを突き止めた。活性酸素の減少と、糖取り込み速度の上昇の度合いには明かな相関関係があったという。

 白畑教授は「メカニズムには未解明の部分も多く、さらに詳しく調べたい。還元水の研究が進めば、環境浄化などにも役立つはず」としている。

 電気分解した水の活用に詳しい松尾昌樹・千葉大名誉教授(植物生産工学)の話「還元水の効用は知られているが、細胞レベルの実証は意義がある。基礎研究、臨床研究を重ねれば、医学的応用は可能だと思う」

*この記事は正月を実家で過ごしている時に偶然見つけました。社会面に載っていたのに、どうも九州版だけだったようです。 * サイトマップ

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