浄水、活水、アルカリイオン水ではなく『機能水』.
機能水とは一体どんな水なんでしょうか?(機能水に関しての詳細情報)
ご紹介する前に、「機能水研究振興財団」があるのをご存知でしょうか?
財団法人機能水研究振興財団は、健康や衛生の保持・増進に寄与すると期待される電解機能水を社会福祉の向上に役立てることを目的に、1993年(平成5年)に厚生労働大臣の認可を得て設立されました.その会員企業のほとんどが「アルカリイオン水整水器(還元水・活性水素水生成器)」を製造している厚生労働省認可の工場を所有するメーカーです.この会員メーカーの賛助金によって運営されているのが『財団法人機能水研究振興財団』です.
さて、聞きなれない方が多い『機能水』とは一体どんな水なのでしょうか?
財団法人機能水研究振興財団では以下のように定義しています.
機能水は、「人為的な処理によって再現性のある有用な機能を獲得した水溶液の中で、処理と機能に関して科学的根拠が明かにされたもの、及び明かにされようとしているもの」(日本機能水学会定義).
すなわち、単に残留塩素を取り除くための各種浄水器や不純物を限りなくゼロに近づける逆浸透膜方式(R.O.)浄水器から生成される浄化水ではなく、「有用な機能を獲得した水」であることが明記されています.
しかし、これだけでは一般の消費者には理解しづらいかもしれませんね.
以下に、例を挙げながら「機能水」の定義を試みてみましょう.
- 美味しいだけの水は機能水ではない.
- 安全なだけの水は機能水ではない.
- 美味しく、安全だけでは機能水ではない.
- ろ過されただけでは機能水にはならない.
- 実験で検証されても、家庭で実用化されない物は機能水ではない.
例えば、「磁気水」.これは実験に使用される磁場(磁力)と市販される機種に搭載される磁石の磁力には大いなる差があり、生成される水も違う.
「πウォーター」も然り.本物のπウォーターは『二価酸化鉄塩が10-12モル溶解した、イオン化しない水』.この定義に合致する流水式・貯留式の家庭用の機器は私が知る限り販売されていない.
- 再現性のないものは機能水ではない.
「水の結晶」なるものの写真集が発売されている.この中に「モーツアルトを聞かせた水の結晶の写真」の紹介があるが、決して二度と同じ結晶にはならない.これは再現性のないものの適例だろう.
- 飲用・利用制限のないものは機能水ではない.
身体に有用・有効なものはその効用故に使用制限が発生するのは当然である.使用制限、飲用上の注意、使用上の注意等が明確にされていないものは『身体に何ら影響を与えないただの水』と思ったほうが良いだろう.
- 個人レベルで検証できないものは機能水ではない.
理屈だけでなく、実際に目の前で違いを明確に検証されない『水』が多い.
それだけでなく、波動測定器なるもので消費者を困惑させる手法で証明を図る業者もいる.
この波動測定器は測定者によって全く違う結果がでる特殊な機器である.(うそ発見器と同じような仕組みです)
- 未だに「クラスター」云々を表記している水は『似非機能水』である.
「クラスター理論」は既に、2000年頃に、否定されています.水分子は約1/1000secもの超短時間でクラスター値を変化させ、一定のクラスターを計測するのは不可能だと言われています.水のクラスターが小さいと表現されるのでなく『溶解力が大きい水』は機能水の一種と呼んでも良いでしょう.
(注)このコメントを読んでおられる方で、誰が計測しても同じクラスター値、同じ波動値がでる測定器をお知りの方はご紹介いただきたい.私は毎年、『健康博覧会』に見学に行くが、出会ったことがありません.
以上のようなことから、未だにサイト内で、もしくは商品説明で『水のクラスターが小さい』、『波動値が大きい』等の表記をしている所の商品は信用性が低いと言わざるを得ないでしょう.
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