ミネラルウォーターの分類とミネラル含有量(mg/l)










ミネラルウォーターの分類とミネラル含有量(mg/l)
分類と商品名 カルシウム マグネシウム ナトリウム カリウム
 ナチュラルウォーター (無処理、天然水)
ボルビィック   10.4   6.0   8.0   5.4
ヴィッテル  202.0   36.0   3.8   2.0
ペリエ  140.2   3.5   14.0   0.6
エビアン   79.0   25.0   5.8   1.0
バルヴェール   67.6   2.0   1.9   0.7
コントレックス 1298.5  343.4   7.0   3.0
尾瀬の自然水   3.7   1.1   3.1   0.4
UCC日本の自然水   9.9   3.8   10   0.62
四万十川の水紀行   2.4   3.7   4.5   0.3
屋久島縄文水   1.1   0.89   6.9   1.6
 ナチュラルミネラルウォーター (無加熱、除菌)
竜泉洞地底湖の水   35.2   2.2   2.3   0.3
八甲田   2.6   1.6   18   3.5
安曇山水   11   3.1   4   0.8
富士山麓の天然水   17.1   6.4   6.7   0.7
富士山のおいしい水イオン水   12.3   5   7.6   1.8
六甲のおいしい水   24.0   5.7   18.0   0.3
六甲の自然水   15   1.5   12   0.8
北の雄大水   2.05   0.3   1.08   0.23
水彩の森   27.2   9.40   17.8   4.9
ルソ   0.8   1.6   6.9   0.8
 ミネラルウォーター (非加熱殺菌)
温泉水88
垂水温泉の水
  1.3 ORP -300mv 炭酸水素イオン
 280.7mg/l
  2.0
十和田の水            
キリンミネラルウォーター   16.4   4.5   12   2.2
クリスタルタイガー   27.46   6   15.9   3
 ボトルドウォーター (加熱殺菌)
南アルプスの天然水   11.0   1.4   6.0   2.0
R・Oベビーウォーター   0.07   0.02   0.79   0.13
アルプス精水   4.4   2.3   9.6   1.3
蔵王の命水   0.07   0.02   0.79   0.13
羊蹄山の湧き水   5.1   1.5   7.0   1.5
「ミネラルウォーター活用ガイド」(佐藤加代子監修、実業之日本社)を一部参照



ミネラルウォーターの分類
分類 解説
ナチュラルウォーター(無殺菌) 加熱処理をはじめとするいかなる殺菌処理も、フィルターによる除菌処理もせず、源泉から汲み上げたそのままを空気に触れることなくボトリングしているミネラルウォーター。一切の処理がなされていないので、真の意味で「天然水」と呼ぶことができる。EU基準のナチュラルウォーターのすべてがこれにあたるが、日本にはこれに該当するミネラルウォーターは少ない。
ナチュラルミネラルウォーター(除菌) 加熱などによる殺菌処理はしていないが、セラミックや中空糸膜などの濾過フィルターを用いて除菌処理をしたミネラルウォーター。非加熱であるため、水に含まれるミネラルが減少したり、水のおいしさの要素である酸素や炭酸ガスが失われることがなく、自然のままに近いおいしさが味わえる。ただし、雑菌と同時に人体に有益な生菌も除去されてしまう。
ミネラルウォーター(非加熱殺菌) 加熱殺菌でもフィルター除菌でもなく、ばっ気・オゾン殺菌や紫外線殺菌といった非加熱の殺菌処理をしているミネラルウォーター。アメリカではこれらの処理が最もポピュラーであり、州法によってオゾン殺菌を義務づけているところもある。非加熱ゆえに水のおいしさを維持できるが、設備投資が必要なため日本のメーカーで採用しているところは少ない(逆浸透膜方式による処理もこれに加えた)。
ボトルドウォーター(加熱殺菌) 日本のミネラルウォーターのほとんどがこれに属する。日本の食品衛生法の「85℃で30分間以上加熱するか、それと同等の熱量をくわえたもの」という定めに従って加熱処理をしたもの。ただし処理の仕方は各メーカによってまちまちである。安全面では確実だが、微量ではあるが水の中の酸素や炭酸ガスが失われ、ミネラル分も減少、変質する可能性があり、人体に有益な生菌も死滅してしまう。
早川光「ミネラルウォーター・ガイドブック」を参考に、一部改変
早川光氏のHPへはここをクリック




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