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還元水(活性水素水)が注目される訳------Vol.1 酸化と還元


各種機能水にはORPモニター(酸化還元電位計)でプラス値(酸化傾向)を示す機能水と、マイナス値(還元傾向)を示す機能水があります.
現在、私たちの家庭に配水されている水道水は総じてプラスの値を示します.
  • 各地の簡易水道や地下水を水源とする上水道は不明.
一方井戸水は、概ねプラス100〜200mv前後.たまにマイナス50〜100mvの還元力を有する場合もあります.
  • 2003.11.01現在、著者が調べた水道水は全てプラスの酸化された水でした.
    特に都市部での酸化傾向が大きく、千葉県、大阪府等は最たるもので、+750mv以上の水道水が配水されています.
    その反対に環境汚染の進んでいない網走市やハワイのオアフ島などの水はほとんど酸化されていません.(+100mv強)

  • 井戸水では南房総地区で数多くの『マイナス電位の井戸水』を確認しました.
この酸化された水道水を各種ろ材でろ過するのが浄水器で、この浄水器を通って出てきた水が浄水(機能水)です.
この時のORP値の変化は概ね以下のようになります.

水道水のORP値 各種浄水器で
ろ過後のORP値
この後電気分解すると
約+450〜+770mv 約+150〜+300mv 約+100〜−400mv

* いろんな水のORP値に関する図表はここから


この表からも理解できるように、多くの水(機能水を含む)は酸化されたプラスの(浄水、機能水)水です.
浄水器のカートリッジ内のろ材で、残留塩素や不純物を吸着・変化させることで酸化度が下がり、プラスの値が下がるようです.

それでは『酸化と還元』についてご紹介しましょう.

酸化とは「物質が酸素と化合して酸化物を作る化学変化(原子が酸素と結び付いた状態、電子を失った状態)」のこと.
還元とは「酸化物から酸素をとり除く化学変化(原子が酸素を失った状態、水素と結び付いた状態)」のこと.
「酸化」と「還元」はちょうど逆の反応といえる.


酸化とは「物質が酸素と化合して酸化物を作る化学変化」をいう.
化学式で表すと下記の様になります.

   物質+酸素(O2) → 酸化物

例:水素(2H2)+酸素(O2) → 水(2H2O)

私たちの飲食物(食物・飲料)は時間の経過と共に酸化傾向を示します.
(これは私たちが生活している環境下では絶えず酸素が約20%存在するからです.)
その結果、多くの物質は腐敗・崩壊へと進みます.

いくつかの例をあげて見ましょう.
  • 硬い金属が酸化するとこでボロボロになるのは誰もが知っています.

  • リンゴの切り口が汚くなるのも酸化.

  • 昔から「宵越しのお茶は飲んではいけない」と言ってきました.
    これはお茶の成分が酸化し、有害化するからです.

  • 掘りたての「筍(タケノコ)」は“焼き筍”や“お造り”にできますが、時間の経過と共に成分(有機酸?)が酸化し、アク抜きをしないとエグくなります.

  • 淹れたてのコーヒーは透き通った琥珀色で、味も香りもすばらしいが、数10分もするとダメになります.

  • 新品のサラダ油(−40mv程度)も数回揚げ物を繰り返すと酸化して、酸化脂質(+200mv程度)となります.スッポンのイメージ

  • スッポンの生血はすぐに飲むから『精が付く』のであって、すぐに酸化して、有害になります.

  • 生鮮食品が傷む(腐敗)のは食品内の水分が酸化することで(酸素を含む)、腐敗菌等が生息できる環境が整うことになります.その後、菌が増殖し、腐敗へと進むのです.
以上の例からも分かるように、多くの物質が酸素の酸化力(+815mv)による“被害”を受けています.
その最たるものが実は私たち『人類』のようです.

「万物の霊長」などと威張ってはおりますがどんなに努力しても120〜125歳で寿命が尽きてしまいます.出生届が正確ではなかった時代、やれ、160歳だ、180歳だ、200歳だ、と言われた人たちも本当は上記以下だったようです.

この地球上でもっとも永い寿命を誇るものは『植物である樹木』.
屋久島で見つかった縄文杉は一説では約七千年の樹齢と言われています.
植物が長生きできる理由の一つ、それは『還元作用』.

即ち、光合成により酸素を排出することで、樹木の“体内”の酸化を防止しています.樹木自体が酸化していません.
ですから、切り取られた後々まで「材木」として私たちの役に立ってくれます.
〈この樹木に比べ私たちの肉体のなんと儚いものか.
死んだ後、何の役にも立たないどころか放置すると他に迷惑をかけてしまいます.〉

この反対に酸素を利用して生きている動物界では、千年生きることができる生き物は見当たらないようです.
(屋久島では樹齢千年以上を“屋久杉”と呼び、それ以下をなんと“小杉”と呼んでるそうです.)

鶴と亀のイメージ>古くから日本では『鶴は千年、亀は万年』と言われてきましたが、皆さんは本当のところ何年生きるかご存知ですか?
鶴は種類にもよりますが、永く生きるもので40〜50年、亀は国内の種で30年程度、ゾウガメ(リクガメ)で200年程度だそうです.

魚たちはなかなか面白い.体長10mにもなるサメでさえ寿命がわずか10年程度だそうです.
(百獣の王“ライオン”だって、僅か2年で成獣になると聞きます.成長が早いものほど寿命が短い.)

魚の場合、生きるのに、精一杯泳がなくてはならないような環境(酸素をたくさん消費する)に生息している種が概ね短命で、流れがなく、浅いところでのんびり過ごしている種が長生きの様子.
それでは皆さんに質問です.長生き代表の魚は分かりますか?

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