胃病その他治験例 鍛治橋診療所長 西尾直人博士



私は、昭和26年にアルカリイオン水を知ってからずっとこれを用いている。多くの人に機械も勧めてきた。病気になれば薬を飲む。これはいいのだが、薬を長く使っていると薬害が出てくる。アスピリンは熱を下げる薬だが、長期にこれを使うと、逆に熱が上がる。女性ホルモンをモルモットや20日ネズミに与えると、はじめは馬鹿に発情するが、しまいには子宮が腐ってくる。モルヒネ、などでも、常用しているとだんだん効かなくなる。これを生体の変調と呼んでいる。
イオン水は誰でも、どんな病気でも効くかといえばそうでもなく、使用方法が悪かったりすると、きかないものである。
わりあいよく効く病気を紹介すると、

1.胃腸・・・胃の悪い人はほとんど低酸である。田舎のほうへ行けば胃酸過多も多いようだが、両方にあんがいよく効く。
2.糖尿病・・・これは体質的なもので、一生なおらないといわれているが、とにかくシンノイル*1を飲んでから下のほうが元気になり、ゴルフもワンラウンドハーフ平気という人が多くいる。
3.常習便秘・・・下剤をかけると下痢をしてしまうという人には、イオン水を飲むだけで効く。簡単だからいい。しかし、イオン水をやめるとまた元へ戻る。
4.慢性腎炎・・・たんぱく質がおりなくなる。
5.ジンマシン・・・なにをやっても効果のないジンマシンに、カルシウム注射が効果的だといわれているが、同じ理由でイオン水がよく効く。
6.過コレステロール・・・動物性脂肪をとらなくても、ある年齢に達すると、過コレステロールになる。草ばかり食べているウサギが、あんなに脂肪分があるんだから。これにも効果があるようだ。
7.椎間板ヘルニア・・・カルシウム分不足が原因なので、カルシウム・イオンを含むイオン水と小魚を合わせて食べれば効果的。

*1・・・・シンノオル電機の製造機で作ったイオン水を「シンノオル液」と呼んでいた。





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