枕選びを間違えると、せっかくの睡眠も快眠とは言えません。あなたに合った枕の選び方をご伝授しましょう。
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ひょとして、あなたは自分に合わない枕を使っていませんか?

枕の力学ーよい枕見分け方(よりよい睡眠を手に入れる会編〈米国〉)

枕の力学ーよい枕見分け方(よりよい睡眠を手に入れる会編〈米国〉)
どんな姿勢でも、正しい位置で支えてくれるのがいい枕である。 たとえば横向きに寝る人は、頭と首をまっすぐに支えるものでなくてはならない。仰向けに寝るのなら、支えるのは首の下だけで、頭はほとんどマットレスにつく。必要な支えの強さは、その人の身長、体重、体つき、寝る姿勢、マットレスの硬さによって決まる。
最高の眠りを手に入れるためには、ふくらませたり押しつぶしたりして、自分の頭の形や体つき、寝る姿勢にぴったり合わせることができる枕をさがすことである。順応性の高い枕を買えば、気持ちよく自分の体になじんでくれる。
中身が天然素材、たとえばダウンやフェザーの枕は、どんな枕にも負けない順応性があり、やさしく頭を支えてくれる。圧迫感もなく、顔を押しつぶして血行を悪くしたり、しわの原因になったりもしない。ダウンの枕は感触も抜群で、機能性も申し分ない。どんな合成繊維にも負けないほど長持ちするから、長い目で見れば、お買い得である。
残念ながら、枕が健康的な睡眠を提供するという役目を果たさなくなってからも、枕を取り替えようとしない人がとても多い。枕の形をしてさえいれば気持ちよく眠れるというものではないのである。
枕の寿命は、もともとの支持力や順応性を失ったときに終わる。時間がたてば、どんな枕もふくらみを失う。乱暴に投げたり、ひっくり返してウップン晴らしをする人もいれば、静に眠って、枕の寿命をのばす人もいる。普通の使い方をしていれば、フェザーの枕の寿命は、八年から十年、ダウンで五年から十年、ポリエステルで六ヶ月から二年である。
枕にはお金をケチらない。履きやすい靴を買ったとき、いくら払ったか考えてみてほしい。いい枕は、一日八時間、一年三百六十五日使っても十年はもつ。時間に直すと、二万九千二百時間! 靴は、その二十分の一ももてばいい方である。

ジェームス・B・マースの『快眠力』から転載。詳しくは同著をご覧下さい。




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