磁気活水器効果なし/国民生活センター

1


読売新聞 2008/08/21

水道管や蛇口に磁石を取り付け、「水がまろやかになる」などの効果をうたう「磁気活水器」が売られているが、残留塩素や有害物質の除去・低減について、実際に効果はないことが20日、国民生活センターの商品テストで明らかになった。
磁気活水器の大半は、浄水器と違ってフィルターはなく、水には直接触れない。磁力で水の味を変えるとして、インターネットによる通信販売や、訪問販売などが行われている。
センターは、残留塩素や発がん性の疑いがあるトリハロメタンの除去・低減をPRしている6機種について、6~7月に商品テストを実施。価格は2800円~23万円と幅広いが、テストの結果、磁気活水器の取り付け前と後で、残留塩素やトリハロメタンの濃度に変化はなかった
「除去や低減の効果はない」として、センターは業界団体に広告・表示の改善を要望。公正取引委員会にも、事業者に対して排除命令を出すよう求めた。 * 《全国の水道・湧水のORP値》もご参照ください.
* サイトマップ

上へ